糖尿病講座
 糖尿病講座 
 
糖尿病の定義
 随時血糖値が200mg/dl以上の時
 空腹時血糖が126mg/dl以上の時
 HbA1cが6.5%以上
 
INDEX
 1.知っているようで知らない糖尿病
  2.糖尿病とのつきあい方
  3.糖尿病は人生のマイナス要因にはならない
  4.糖尿病Q&A

 

 

1.知っているようで知らない糖尿病

 

◆血液中のぶどう糖が異常に増える病気 『糖尿病』

私達の生活エネルギーの大部分は炭水化物(糖質)で補給されます。すなわちお米、パン、めん、いも類がそうです。この炭水化物が体の中で消化され、ぶどう糖になります。このぶどう糖は、膵臓からでるインスリンというホルモンの働きにより、全身の細胞で栄養源として利用されます(体を動かしたり、頭で考えたりする時の燃料となるわけです)。しかし、糖尿病の人はこのインスリンが足りないため、ぶどう糖が栄養源になれずに血液中に留まり、血糖が異常に増えてしまうのです。 

 

 

◆放っておくと血管や神経がダメージを

高血糖状態が長く続くと5年以内位に神経障害がおこります。最も気をつけなければいけない事は足のえそです。歌手の村田英雄さんが糖尿病による足のえそで切断してしまったことは記憶に新しいところです。そしてだいたい10年以上続くと、目にきます。網膜の小さな出血から始まり、放置しておくと失明してしまいます。さらに10年~15年で腎臓にきます。尿毒症まですすむと、腎臓透析をうけなければならなくなり、社会生活が損なわれるばかりでなく、医療費も大変なものです。 

 

 

◆糖尿病には遺伝的素因と後天的な要因(生活習慣)があります

1 遺伝(インスリンを出す膵臓のβ細胞の働きが生まれつき弱い)
2 加齢(40歳以上)
3 肥満(標準体重の20%以上)
4 高血圧、高脂血症
5 ストレス
6 運動不足
7 食べ過ぎ など
 
糖尿病は遺伝的な素因に、食べ過ぎや、運動不足などの後天的な要因が複雑に絡み合っておこります。ですから、太っているから必ずなるとはかぎりません。例えば、体重が100kg~200kgあるおすもうさんでも糖尿病になる人とならない人がいます。これは生まれつきの膵臓の強い弱い(インスリンを出す能力)にもよります。一般的には,糖尿病の家系で、太っていて、日ごろつい食べ過ぎて、運動をあまりしない40歳以上の人は、糖尿病になる確率が非常に高いということです。今、家族に糖尿病の人がいないとホッと胸を撫で下ろされた方、安心はできませんヨ。食べ過ぎや、運動不足などの生活習慣を続けているあなたは、立派な糖尿病予備軍です!
 

 

 

上の図のように、境界型の人はまだ糖尿病ではありませんが、安心はできません。境界型の人の多くは、動脈硬化が始まっています。糖尿病と同様に生活の改善を図ることが大切です。糖尿病の初期には、無症状のうちに病気が、進みます。そのため、気がつかない人が大勢います。たまたま受けた健康診断で初めて指摘される場合が、多くなってきました。だるい、のどがかわく、体重が減るなどの様々な自覚症状がでるころには、かなり進行しています。

 

 次のページへ

Top