胃瘻のトータルマネッジメント

2011年04月16日(土)

胃瘻のトータルマネッジメントー適応から地域連携まで―という興味深い講演を聞いた。
草津総合病院の伊藤明彦先生らは、本当に素晴らしい活動をなさっている。
ただ、ちょっと気になる点があった。
講演の最後に、
「昨年からのNHKを中心とした胃瘻バッシングにみんなで闘おう!」とおっしゃった。
私は、「ちょっと違うんんじゃないかな?」と、質問した。

「そのNHKの番組作りに協力している長尾と申しますが
バシングではなく、警鐘を鳴らしているつもりですが・・・」

伊藤先生は、認知症終末期の胃瘻の功罪を
ちゃんと功の部分と、罪の部分をグラフで示された。
これは初めて聞いた。

植物状態になったときに、胃瘻を中心するのは、現時点では「罪」になるかのしれないので
学会でのガイドライン作りが急がれると。
伊藤先生、期待しています!

もうひとつ。これは非常に重要な点をご指摘頂いた。

病院では保険の効かない「食品」を使うが、在宅では保険の効く「医薬品」を使う。
退院1週間前から、医薬品への変更と、そのカンファレンスが必要だ、と話された。

これを言う病院の先生に初めて出会った。
在宅マインドとは少し距離があるけども、
在宅医療まで考えているのがよかった。

病院はマルメで、在宅は出来高。
その狭間で、揺れる胃瘻栄養剤。
それを医療者のせいにして心を寄せない行政。

まだまだ、提言することが沢山あると思った。

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