入院中の患者さんへの診療所での投薬

2010年08月30日(月)

患者さんが入院中に、ご家族が定期薬を取りにこられることが毎日のようにあります。
以前は何となく出せたようですが、この4月からは、投薬は厳しく禁じられています。
泣く泣く、何の罪もない御家族を追い返す毎日です。この辛さ・・・

昨日転倒して、外科に入院された老人がいました。
今日、血圧と糖尿のお薬を取りにくるはずでした。
そこで、御家族が本人の代わりに受診されたのです。

しかし、もし、入院中の患者さんにお薬を出すと、
開業医にペナルテイが付きます。
またその日の病院の診療報酬も3割カットとなります。

なんと筋の悪い政策でしょうか?
自分の親が緊急入院した際に、自らが作ったこの法律の
不条理さを、是非とも体感してほしいものです。

こんな分けの分からんルールを作って、病院や診療所を混乱させるばかりか、何よりも、
一番大変な目にあって困っている御家族に追い打ちをかけていることを知って欲しい。
ひとこと相談してくれたら、「こんなの駄目だ」と、教えたのに・・・

この政策は、患者さんと御家族にご迷惑をおかけするだけの
何の意味のない政策です。
結局は病院のいらぬ手間を増やすだけです。


しかし、ようやく動きが出てきました。

全国保険医団体連合会は829日「入院中の患者さんの他医療機関受診の規制の撤回を求める決起集会」を開催、このような決議を行いまた。

○入院中の患者さんの他医療機関の受診の取り扱いを直ちに3月以前に    戻すこと

○包括病床入院患者さんの他院受診時の7割減算や他院の算定制限を廃止し、他院での必要な専門的な医療を受けられるようにすること

○他医療機関受診時の診療情報提供料は算定できるようにすること

分けの分からん、内部抗争をする暇があったら
1日でも早く、こんな愚策を撤回してほしい。

これは、開業医や病院の利益のためではありません。
患者さんと御家族の利益のためです。

いくらでも、もっといいやり方が、あるはずです。

 






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