免疫療法医と在宅医の連携は可能か?

免疫クリニックと在宅もできる地域の診療所との早期からの併診を提案します

2010年06月12日(土)

今夜は、ちょっと変わった勉強会でした。
免疫療法医と在宅医が、熱く議論しました。
阪神ホームホスピスを考える会と神戸大学の地域医療室の
内藤純子先生の合同企画でした。

 

神戸大学外科の準教授の職を投げ打って、免疫療法のメジャーである
瀬田クリニック院長に転身された、神垣隆先生の講演を、50人で拝聴しました。

何かと批判の多い、免疫療法。
特に、我々在宅医で、免疫療法を好意的に診ている医師はほぼ皆無でしょう。
私はちょっと例外かな?


免疫療法にも種類がある。
樹状細胞療法、ペプチド、活性化リンパ球療法。
1回の治療に30万円。10回なら300万円かかる。

しかし、エビデンスレベルは、ゼロ(つまりレベルD)。
効かなくなったり、寝たきりになったら止める、と神垣先生は
おっしゃるが、過去の歴史は決してそうではなかった。

免疫療法の後始末をしている在宅医には恨みが積もっている。
在宅医は、100円に苦労しているのに、免疫療法は
効かないのに100万円単位のお金を取る。

恨みと妬みが鬱積している。

「訴えられないのか?」
それが、訴えられないそうだ。
それは神垣先生のお人柄かもしれない。

1時間余の質問タイム。
在宅医、ホスピス医からいろんな質問が出た。

私は、最後に、
「もっと免疫療法医が在宅医と連携すべき」と発言した。

実際には、
抗がん剤も、温熱療法も、免疫療法も、健康食品も、
みんなバラバラにやっている。

これらを1人の医者がすべて行うのは不可能だが、
連携をとることは可能。

「統合医療」とは、いろんな治療法を統合することではなくて、
「行う医者同志が連携すること」だと、私は思う。

瀬田クリニックに逃げ込んだ、がん再発難民は、
免疫療法へのデータ提供に好意的な往診もするクリニックに
早めに逆紹介すればいい。
そうすれば、丸山ワクチンのように、データの蓄積が可能だ。
もしかしたら、エビデンスも出るかもしれない。

そんなことを提案しました。

免疫療法も健康食品も合法です。
そして我々の在宅ホスピスも。
だったら、連携するしかない。

こんな勉強会に出てきて頂いた、神垣先生にお礼申し上げます。

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この記事へのコメント

今日はお疲れ様でした。
最後のほうは活発でしたね。
今後もご活躍期待しております。

Posted by ぷっこちゅ at 2010年06月13日 02:45 | 返信

瀬田クリニック大阪の神垣です
先生をはじめ、多くの関係者の方たちと意見交換と直に交流することができ、大変感謝しております
このコメントを通じてですが、皆さまに改めて御礼申し上げます

患者さんたちが良い方向に進んでゆくためには様々な連携が必要になってきますので、前向きに検討していきたいと思います

Posted by かみがき at 2010年06月14日 07:50 | 返信

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